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工法の特長

環境にやさしく、強靱な土構造物で法面を保護
ジオファイバー工法の大きな特長は、砂質土と繊維を混合した連続繊維補強土で法面を保護することにあります。砂質土には連続した繊維を混合することで、砂に擬似粘着力が付与され、せん断強度が大きく粘り強い補強土となります。この強靭な連続繊維補強土が法面を保護します。連続繊維補強土の表面には植生を施すことで、従来のブロック積み擁壁やモルタル・コンクリート法面にはなかった、緑豊かな景観や自然環境にやさしい法面が創造できます。

従来工法との違い
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連続繊維補強材とは

独創的なジオテキスタイル技術
専用機械を使って砂質土と連続繊維を同位置に吹付る連続繊維補強土は、砂質土に疑似粘着力と変形抵抗性を持たせた独創的なジオテキスタイル技術です。
連続繊維補強土は、砂質土と連続繊維との相乗効果によって、粘土以上のせん断力を持つほか、分厚い自立性のある補強土層が構築できます。また、施工は、連続した吹付施工で、施工性にも優れます。

連続繊維補強土に使用する繊維は、再生ポリエステルのマルチフィラメント連続繊維を使用しています。 連続繊維補強土内に植物の根が
伸長している状況

連続繊維補強土の標準配合  (1.0m³あたり)
名称 仕様 使用量 備考
砂質土 1.0m³ 出来上がり
連続繊維 ポリエステル 3.3kg
保水・保肥材 有機質ブロック体 1~2個/m²
添加材 必要に応じて
連続繊維補強土の工学特性

疑似粘着力の付与
砂粒子と連続繊維が相互の摩擦によって結合され、連続繊維が砂粒子の相対的移動を妨げます。これにより、力を受けて変形すると連続繊維が引っ張り補強材として働き、その張力に応じて拘束力が発生し、補強土に疑似粘着力が付与され、これによりせん断強度が増加します。

人が乗っても崩れない
「連続繊維補強土」


降伏ひずみの増大
一般的な砂の降伏ひずみは2~6%ですが、連続繊維補強土では6~10%と大きくなり、地山に局所的なひずみが生じた場合でも、追従しながら法面を保護できる特性を有します。


応力-ひずみ曲線


透水性
連続繊維補強土の透水性は、連続繊維が土中の間隙の約1%しか占めないため、連続繊維で補強する前の砂質土とほぼ同じです。


侵食や流速に対する抵抗性
土粒子と連続繊維が密接に結合しているため、露出した繊維が内部を保護し、降雨による侵食に対して十分に対抗することが確認されています。また、連続繊維補強土の表面に植生工を施すことで、植物の根と繊維との絡み合いにより、侵食や流速に対する抵抗性がさらに向上します。
波浪侵食性試験 降雨侵食試験 耐流速性試験
波浪抵抗性試験 降雨侵食試験 耐流速性試験


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